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カラーモード:RGBとCMYKについて

2019 7/24
カラーモード:RGBとCMYKについて
むぅさんのアイコン画像むぅさん

CMYKとRGBって聞いたことあるよね?

まぁちゃんのアイコン画像まぁちゃん

RGBは「光の三原色」って聞いたことがある気がする

むぅさんのアイコン画像むぅさん

正解!多分小学生ぐらいの時に習ったんだと思うんだけど、RGBとは別にCMYKというカラーモード(色の表現方法)も存在するんです。

むぅさんのアイコン画像むぅさん

今回は、この2種類のカラーモードについて説明しようと思います。

目次

RGB(アールジービー)について

RGBは

Red(レッド)

Green(グリーン)

Blue(ブルー)

の頭文字をとったカラーモードです。

RGBは「光の三原色」と呼ばれております。

テレビのモニターや液晶画面などで色を出力する場合はRGBでの表現となります。

もちろん、今ご覧になっているこのブログもRGBで映し出されております。

光の色は色を重ねれば重ねるほど白くなります。これを「加法混色」と言います。

光が消えると暗く(黒く)なりますよねっ。

RGBの原色(各々の色)につき256パターンの濃度を設定できます。

つまりRGBは256の3乗の16,777,216通りも色を表現することができます。

CMYK(シーエムワイケー)について

CMYKは

Cyan(シアン)

Magenta(マゼンタ)

Yellow(イエロー)

の色の三原色にプラスで

Key plate(キープレート)※黒色

の頭文字をとったカラーモードです。

むぅさんのアイコン画像むぅさん

よく、「K」を「Black」の「K」と間違えて
覚えている人もいますので注意が必要です。

印刷現場ではプロセスカラーやプロセス4色などと呼ばれています。

CMYの3色を100%で足せば黒に近い色になるのですが、もしKが無くオフセット印刷でモノクロで印刷をしようと思うと、CMYで3版も製版しなくてはなりません。

そして、各色100%も色を乗せてしまうと、インクの乾きも悪くなってしまいます。

K版があることによりモノクロ印刷が1版だけで安く仕上げることができるのです。

CMYKは色を足せは足すほど暗くなります。これを「減法混色」と言います。

CMYKは0%〜100%で色の調節をすることができます。

つまり100の4乗で1億通りのパターンができるのです。

ただ、色の区別が出来るとするならば10%ぐらいは変えないとわからないと思います。

色の変換について

データを作成するときはRGBで、

印刷をするときはCMYKで、

という方は、割と多くいるのではないでしょうか。

実際にRGBで製作したデータをCMYKに変換すると色が沈んでしまう現象があります。

これは色の表現領域に大きな差があるからなのです。

これは色を合わせて作る上で「足せば足すほど白くなるRGB」と「足せば足すほど暗くなるCMYK」ではどうしても誤差が出てしまうのです。

近年のインクジェットプリンタは6色機や8色機などがあり、よりRGBの色に近づけるように開発が進んでおりますが、やはり誤差は出てしまうのが現状です。

印刷物のデータ作成の際はCMYKで作成することをオススメいたします。

むぅさんのアイコン画像むぅさん

PhotoshopやIllustratorで、RGBからCMYKに変換して、もう一度RGBに戻しても、最初のカラーバランスには戻らないので、バックアップを取っておく事が必要です。注意してね!

この記事を書いた人

印刷業界で働いていた経験を活かし
素人の方にもわかりやすい言葉で
印刷のアレコレを説明していきます。

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