「いちげ♨︎温泉展」に設営のお手伝いに行ってきました。
今回は、設営や施工について紹介したいと思います。
「いちげ♨︎温泉展」とはオンラインコミュニティ「いちげ温泉」のメンバーが愛媛県内子町や内子町の特産物などをテーマに作品を持ち寄った展示会のイベントです。
メンバーの方とご縁があり、パネル制作など準備の段階からお手伝いさせてもらいました。
代表のいちげ氏(以下おやびん)への掲載許可は得ております。
今回は、設営について裏側から見た温泉展をご紹介できたらなと思います。
カッティングシート(入り口ドア)
まずはこちらのカッティングシート。温泉展会場の内子町ビジターセンターの入り口に貼らさせていただきました。
まずカッティングプロッターにてシートをカットします。
データはaiデータでパスの部分をカットしていく仕様になってます。
パスが二重になっていたら同じところを2回切る事になるので、全ての文字を確認します。
次はカス取りと呼ばれる作業。残す部分以外を全て剥がします。この作業が一番大変です。
特に今回はフォントが特殊で残す部分を考えながら剥がすのが難しかったです。きちんとした準備をしておけば、現場で貼る際に手間取らなくて済むので何事も準備が大切です。
むぅさんカッティングシート製作出来ますので、もし作ってみたいと言う方
いらっしゃいましたら、Twitterの方へDMください。
のれん(関西風)室内吊り
入り口を入るとまず最初にこちらののれんが目に入ります。
こちらののれんは昇華転写プリントで縫製は関西仕様ののれんになります。
おやびんが塩ビパイプを用意していてくれたので、中に白い針金(番線)を通して上のポールに縛り付けました。塩ビパイプなのでどうしても中心が弛んでしまいましたので、のれんの真ん中の部分にも穴を開けて針金で上に持ち上げさせてもらいました。
のれん(関東風)つっぱり棒
こちらの素材はのぼり旗でよく使われているポンジですね。そして2箇所スリットをいれてあり上部にチチをつけてのれん仕様にしてある関東風ののれんになります。
色抜けがしっかりしておりますねっ。チチの縫製もしっかりしてありますし、スリット部分にも共色の当てをしてあり補強されている丁寧な仕事ですね。
タペストリー
こちらのタペストリーも昇華転写プリントです。上下を袋縫いの縫製がしてあり、木製の棒を入れてバトンに吊ってあります。
今回は白い針金で上のポールに縛り付けましたが、結束バンドがあればそれでやった方が早かったかもしれません。撤去の際もカッターで切れば終わりですからねっ。
等身大パネル
こちらの等身大パネルは発泡パネル5mmに溶剤出力を貼ったものです。貼った後は全て手切りしました。
手切りなんで、カットの細部が荒くなってしまったを少し後悔です。
通常後ろは、紙足と呼ばれる自立させるための市販品パーツを使用するのですが、今回は注文する時間もなく個数が1つだけだったので、パネルと同じ素材で手作りしました。
ガムテープと両面テープで取り繕ってますが、正面から見る分には問題ないかな。
パネル(壁貼り)
パネルの一部を取り付けさせてもらいました。
上画像のような細い釘(虫ピン)で四方を壁に固定します。ハンマーで叩けば問題ないです。
コツとしては全て打ち込まず、少し頭を残すのがポイント!撤去の時に楽なんです。
あとこういうパネルは、水平・垂直が出てないとすごく目立ってしまいます。
そんな時に役立つのが「レーザー墨出し機」です。
設営・撤去の道具
現場で持っていると便利な設営&撤去アイテムをご紹介!
・グリップ付き手袋(素手でだと滑ったり危ないです)
・ペンチ(釘を抜いたり、針金を切ったり。100均のペンチはダメ)
・ハンマー(釘や画鋲・ダルマピンを打つことが出来る)
・カッター&カッティングマット(梱包の開封から現場での対応に)
・ハサミ(カッターで対応出来ないカットができる)
・メジャー(サイズを測るのに便利)
・スマホ(計算機でサイズの確認や、
写真を撮る事によりレイアウトを客観的に見ることが出来る)
このぐらい持っていたら現場で困らないと思います。
感想
むぅさん的に今回の温泉展の設営・施工について想像の範疇内で飾り付けについても難しくなく、全てスムーズに設営することが出来ました。
カッティングシートの施工は、事前準備でドライヤーを持ってなかった事で寒さでシールの粘着力が弱く少し苦労してしまいました。
イベント業界では「イベントの半分は事前準備で決まる」と言われています。
全ての作業を把握して、事前準備をする事で忘れ物や不必要なものを判断することが出来ます。
もう少し、打ち合わせ出来ればもっとスマートに設営できたのかな?っと反省点ありでした。
(軽自動車にモリモリ道具を乗せて現地入りしたのでw)